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最終更新日 2022/7/17
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◎ 令和元年度試験(第14回)過去問


 問題26


貸金業法第24条(債権譲渡等の規制)に関する次の①〜④の記述のうち、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。なお、本問における債権は、抵当証券法第1条第1項に規定する抵当証券に記載された債権ではないものとする。

① 貸金業者は、貸付けに係る契約に基づく債権を他人に譲渡するに当たっては、その者に対し、当該債権が貸金業者の貸付けに係る契約に基づいて発生したことその他内閣府令で定める事項、及びその者が当該債権に係る貸付けの契約に基づく債権に関してする行為について貸金業法第24条第1項に規定する条項の適用がある旨を、内閣府令で定める方法により、通知しなければならない。

② 貸金業者は、貸付けに係る契約(極度方式基本契約及び極度方式貸付けに係る契約ではないものとする。)に基づく債権を貸金業者ではない者に譲渡した。この場合、貸金業法第24条第2項により準用される同法第17条第1項に規定する当該債権の内容を明らかにする書面を当該債権の債務者に遅滞なく交付しなければならないのは、当該債権の譲受人であり、当該債権の譲渡人である当該貸金業者ではない。

③ 貸金業者が、貸付けに係る契約に基づく債権を貸金業者ではない者に譲渡した場合、貸金業法第 24 条第2項により準用される当該債権に係る譲受け後の同法第19条(帳簿の備付け)に規定する帳簿は、当該債権の譲受人が作成し保存する義務を負い、当該債権の譲渡人である当該貸金業者は、引き続き貸金業を営むときであっても、当該債権を譲渡するまでの間に当該債権の債務者ごとに作成していた同法第19条に規定する帳簿を保存する必要はない。

④ 貸金業者が、貸付けに係る契約に基づく債権を他人に譲渡した場合、当該債権の譲受人は、当該貸付けに係る契約に基づく債権の全部又は一部について弁済を受けたときに、貸金業法第24条第2項により準用される同法第18条(受取証書の交付)第1項に規定する書面に、当該債権の譲受年月日、当該債権に係る貸付けの契約の契約年月日等を記載し、当該書面を当該弁済をした者に直ちに交付しなければならない。





 問題26 解答・解説

「債権譲渡等の規制」に関する問題です。
(第8版合格教本のP106・107参照)

(第7版の合格教本をお持ちの方は、P106・107参照)


①:○(適切である)
 本肢の通りです。


※ 第8版合格教本P106(2)譲受人への通知義務」参照。

②:○(適切である)
 貸金業者から債権を譲り受けた者は、貸金業法第17条第1項に規定する契約の内容を明らかにする書面(契約締結時の書面のこと)をその債権の債務者に遅滞なく交付しなければなりません。
 この書面の交付義務を負うのは、当該債権の譲受人であり、譲渡人ではありません。

※ 第8版合格教本P107枠内「●通知書面の記載事項」の※印参照。

③:×(適切でない)
 債権譲渡がなされた場合、債権の譲受人は帳簿を作成して保存しなければなりません。また、譲渡人である貸金業者も、法令で定める期間、譲渡前に自らが作成した帳簿を保存し続けなければなりません。
 よって、本肢は誤りです。

※ 第8版合格教本P107枠内「●通知書面の記載事項」の※印参照。

④:○(適切である)
 
本肢の通りです。

※ 第8版合格教本P107枠内「●通知書面の記載事項」の※印参照。


正解:③



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